- - 手で作ってます - -

いきなりの大量ロットの注文などは 基本的にお断りしております。

だって無理ですモン。

ほとんど毎日製造してます。
これ以上の増産となると設備を増やすか やり方を変えるかなんですが・・。
設備を増やしても 自分の手の届く範囲は限られているわけで。

僕は自分のコントロールできる範囲で豆菓子を作りたいのです。
でなきゃ よそと何が違うの?ということになります。

やり方を変える。

改善として少しずつはやっていきたいですが 手抜きは イヤだ。

コストがあわん!とつじつまを合わせるだけなら 中国から直で製品を

買ってきて袋詰めします。
だってコストを考えたらこれが一番いいはずです。

手間をとばして利をとるなら製造なんてとっくにやめてまっせ。

実際現場は そのようにシフトしていきました。


豆屋に生まれて本当に感謝しています。

格好つけて言っているのではなく 本当にそう思うわけです。

最高の商売だとも思います。朝も早く 夜遅くでも 

ごそごそ豆をさわっている。

毎日毎日豆を煎って 揚げて 積んで 選別して 袋入れして・・。
人様から見れば 何がいい仕事か?と思われるかもしれません。

確かにしんどい事もあります。体力気力勝負の場面もあります。

しかし 小さい頃から目が覚めると豆の機械が動いていた。
いつも動いていたし、とても自然に感じていました。

フツーに自分もそうなると思っていました。

ずいぶん昔の話ですが、大学の寮に入ったとき、家の商売は豆屋です

と答えるとみんな不思議そうに聞いていました。

余計に豆屋がいいと思うわけです。
僕自身変わっているのか マイナーな仕事が元々大好きす。

高松に戻ってきて実際に豆菓子を作っていくわけです。

おもしろい。

機械をいじるのも結構イイ。
なによりいいものが作れたときの充実感がイイ。

逆にホッとする瞬間でもあります。

『うまかった。』などと言われるともう、たまらないわけです。

自分の手で作れるモノはオンリーワンで他の誰とも違う工夫ができるし 

なにより自分が楽しいのです。

 

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