- - 素材について - -

消費者の皆様が一番敏感になるのは 原料が中国産という点です。 

国内産であれば安全というわけではありませんが 何となく輸入ものより

安心できるというのが大体のようです。 
もちろん国の検査機関の検疫も受け 証明書もあります。 

問題の魚介類や農薬関係の野菜と違い 南京豆の場合検査で

一番敏感になるのはアフラトキシンでしょう。

コレは 保管や流通の状態で発生する場面が多いようです。

抜き取り検査では ほぼ一定ロットで検査されています。

ウチの場合も 定量を抜き取られて 検査されています。



原料を国内のものでまかなうには 生産量等の事情による

品質のばらつきがあったり また価格もあわないのが現状です。 

菓子は原料の表示義務がありますが 惣菜などをふくめて

国産のそら豆を使っている豆屋というのは 全国的に見ても

大変少ないのではないでしょうか。 

年によって不作豊作もあります。 毎年実物のサンプルを取り寄せ 

少しでも良いものを使用するよう努めております。 

うちの原料は 数社の商社から購入しています。 
契約農家の畑からは 買えない理由はあります。

よくテレビのCMで 北海道の農家の誰々さんが育てた○○を原料で

作っています というのがあります。 
契約農家で安全だという理屈です。

うちではできません。 
リスクが大きすぎます。

もし不作なら 水害なら 日照不足 などなど 契約分が扱う量全体の

10%以下なら なんとかなるかもしれません。
それでも極端に言えば ボロを1割混ぜる危険があります。

見本をとって現物を確かめるのが一番間違いがないと信じております。

もちろん 原料には こだわりがあります。

粒の大きさ 産地 色 などなどいろいろありますが 実際に

製造して味を見ないとわかりません。
ある程度の見込みはつきますが 最終的には実際に作ってみないと

わからないことは たくさんあります。

このためほとんどの場合サンプルをとって 確認します。

サンプルだけで没になるケースは結構あります。

そのくらい農産物は デリケートなのです。

 

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